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あぁ青春の日々4 高校時の『闘い』

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卒業アルバムとともに想い出したい事

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 Hi! How are you ?

 このお題,今風のアオハルではない。あくまで,セイシュンと読む。それも「セ」に少しアクセントを強調して短めに読んで欲しい。僕のあお~い,わか~い時代の話しを綴っていく。4回目は3回目の「孤独」の続きものなんだよ,これが。高校時代の自分にとってだけではなく,その後の自分にとっても大きな経験だった。至高体験の1つなのは間違いない。題名は闘い。(会場からの笑いはwで示す。)

 

 闘いに備えて,彼は「気合い入れ」と称して頭髪をスポーツ刈りにしていた。(一部の女子には角刈りに (笑 見えていたらしい。)この臨み方,今でも多少は昔気質な人間には残っているだろう。髪を短くすることでの気分転換?いや,ゲン担ぎのようなものだ。

前回あぁ青春シリーズ

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 俺は振り返る。この闘いの場でのトーク、一時は緊張との闘いに負けそうになり、途中で話しが止まってしまった。その際に場内から拍手がおこった。拍手はパラパラからまとまって大きくなり、やがては手拍子みたく会場をひとまとまりに感じるものになった。全く予想だにしなかった2000人の手拍子が俺に突然向けられたのだ。簡潔に言うと、「もういいよ、退場でも、無理すんな」ともとれたのだが、その時の拍手の意味を俺は楽観的に「ガンバレ!」というメッセージだと解釈した。俺はそこからSUPER STARにJUMPINGした。もし、悲観的に「もういいよ!」ととっていたらと思うと怖い。俺のトーク、聴いてくれ。

 

 『我々3年生のために東京から劇団をよぶという実に豪華な会を催していただき、ありがとうございました。また、劇団「青芸」の皆さん、熱演おつかれさまでした。私(ワタクシ)は勇次役の主人公が制服を着たり脱いだりすることで感情の変化を表す演技に感動しました。w そして、この会を企画してくれ、今日もいろいろ裏方にまわっています生徒会執行部の皆さん、ご苦労様でした。特にこの後、登場しますが、文化局長の糸井重里くんにはあつい拍手をお願いします。』

 

 『私(ワタクシ)恥ずかしながら、今回初めて生徒会というものに、3年代表として少し触れてみただけなのですが、実に生徒会という所は気忙しいところだと感じました。私(ワタクシ)はその気忙しさに適応する能力がなかったのでしょう。おかげで卒業考査はぼろぼろでした。w

 

 ここまでは俺のトークは会場の上方の上方、後方観衆の頭の上をボヤッと見ながらであったことも功を奏し、よくできていたのだが、目線を少し下げて観衆の様子を情報として入れてしまったのが間違い?トラブル?いや自分との闘い?の始まりだった。

 

 なんと数名、ところどころで、横を向いて隣同士で私語をしてる奴らがいるわけよ~。「きいてないのか、こいつら」と残念に思うと同時に、今ここで別の何の話しができるのだろうと自分の集中力を途切らしてしまったのである。そいつらに惑わされた俺は、何と次の文言が出てこず、やがて、2000人の手拍子攻撃をくらうハメになったのである。でも悲観的になることなく、楽観視できたのは、神の見えざる手でも働いたとしか思えない、偶然の産物だろう。なんせ、数分前の俺はトイレで孤独感と緊張感に脅えていたのだから。どうつないだのかは覚えていないのがホンネである。

 

 『本日の劇中の人物にも私(ワタクシ)は自分自身を見ました。まるで他人事のように進学志望の連中が何かと口実をもうけて練習をやめていくシーンです。これが悪いとは言いません。しかしながら、そんな人たちは私(ワタクシ)同様、忙しさに適応する能力がないわけです。この能力は今後、時代の先端を走っていかねばならない日本においては、よりいっそう必要となるでしょう。様々なことを手際よくこなせる人になりたいものです。強要するわけではありませんが、一年生の皆さん、早い機会にこの能力を身につけるために生徒会に進んで入られることをお薦めします。

 

 『さて、本題に入りますが、ww 浪人有利、浪人有利と叫ばれ続けてきたのが今年の入試でし「た」。w これはなぜかと申しますと、作州浪人の宮本武蔵がNHKでもてはやされたという社会の情勢であります。w 浪人は昔からあなどれる存在ではありません。しかし、同じ人間、何のひけをとることがありましょう?この一言で老人(浪人)問題は解決です。ww ただ我々現役生が、今最も恐るべきは、「九仞の功を一簣に欠く」という状態です。w この言葉を知らない人は「国語○○○○」で調べてください。w 』

 

 『つまり本日、共通一次まであと46日とせまっておりますが、ここで気を抜いてっしまえば、共通一次まであと46日+365日×n(ただしnは自然数)ということにもなりかねません。w そこで、先生方!この「九仞の功を一簣に欠く」ということのないよう、今から2次試験までの約3か月間、気を抜かず努力し続けることを私(ワタクシ)が3年生を代表してお約束いたします。w そう、今年の暮れには紅白歌合戦もありません。w どうしてもという人はラジオで聴いて、ながら勉強をしてください。ww つきましては、ご迷惑をかけることもありましょう、性の悩み、つまらない質問等をすることもありましょうが、w よろしくお願い致します。昭和○○年度?ん?昭和○○年 w 12月10日 3年代表 ○○○○ 』

 

 俺は舞台から会場の自分の席まで、会場の皆から、大声援・大歓声を得ながら戻ることになった。15分前まで,誰一人予想できなかったことである。俺はこの体験から味をしめたというか、長い産みの苦しみを経た分、逆に大きな達成感に恵まれることがあるんだと、ラッキーの到来を信じることができるようになった。これまでの孤独感の中での隠れた、陰鬱な努力が一気に逆転して、たくさんの人間から称賛され、予期せぬヒーロー(unexpected hero)として生まれ変わる快感を知ったのである。

 もちろん、至高体験という言葉はおろか、マズロー心理学のマの字も知らない頃のお話である。

 

 

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